驟雨の標

困った人の長話(記述言語版)/晴れて今や東大院卒三交替会社員の名をほしいままに

残骸ファンタジー置き場、その二

落合陽一の「逐次的物語の中を生きろ」みたいな話を読んで、しばらくは自分の人生の事ばっかり考えていました。その中で得られたものは色々と多かったので、その内落合陽一書評まとめみたいな記事を書こうかとは思います。

今回は全然違う話。
「逐次的物語」というのは、特に戦記物などのプロット作成にはメチャメチャ役立つ考え方なのではないか?という事を最近になってやっと思いつきました。そして私は過去にそんな事を実際にやっていたという事を思い出しました。

創作論を交えつつ、今現在私の中に展開しているファンタジー世界のお話を少々。

白状すると、私は実は「ファンタジー戦記もの」という括りではかつての「2ちゃんねる」の、それも「AA長編板」という、アスキーアートで長編物語を書く掲示板で書き続けていた事が有ります。最早誰も覚えちゃいないと思うので普通に言っちゃうけど「ログスト島」という戦記物語スレッドで「おにぎり族」を担当していたのは他ならぬ中学生時代の私(白茶 ◆SIROEqquJ6)でした。

ログスト島興亡史 保管庫
スレッドにアスキーアートで物語を投稿する作業は高校に入ってクソみたいに忙しくなって以降徐々に途絶えてしまい、物語としてはエターなる…つまり更新が途絶えて自然停止してしまいましたが、物語世界がどういう方向へ進んでいくかという歴史プロットはずーっと無限に書き続けていました。

(万が一かつてAA長編板を覗いていたような人がいた時のために一応語っておくと、あの後エストック先生から引き継いだアフォしぃ族の帝国は「アフォシリア」として纏まりつつも何人もの反乱者たちが現れ王朝は揺れに揺れ動乱の時代が続き、おにぎり族の国は「ラーラロの名を継ぐ盾王の都スクトゥムベルグ」「魔導帝国都市ケーリュケイオン」「開拓者の庭ラフハーン」の三都市が緩やかに繋がる都市連合国家「オニギア」として纏まり、ジエン族の国はメチャメチャな登場人物がメチャメチャに動乱の時代を繰り広げた結果ジェルティス教国の権威が地に落ちる中で台頭してきた「メリュジーヌ教国」の名の下に分裂国家化したジエン族を実質的にまとめ上げて行く形に、モララー族の領地は他国によって半ば以上分断され属国化しつつも、強大な力を持つウォーロックたちが現れた事で徐々に種族的独立を達成して行き、混沌とした世界でラーラロの娘であるクーレアを始めとする幾多の登場人物たちが世界の次の時代を切り開いてゆく…というような筋書きでした。多分もうどこにも書かないけど)

この時私がどのようにしてこういう話を書いていたかというと、それはそのまま「逐次的に世界がどう転ぶかを描き続ける」というものでした。アフォしぃ族率いる帝国、おにぎり族率いる都市国家連合、ジエン族率いる教団国家群、モララー族という強大な力を持ちつつも国家として纏まらない流浪の民という四つの陣営からそれぞれに特徴ある登場人物を生み出して、彼らが何を考えどのように行動するかをシミュレーションし、その通りに世界を転がす。
いわばシミュレーションによって成立する逐次的なファンタジー世界観だったんですね。たかがシミュレーション、されどシミュレーションで、そのシミュレーションされた歴史の中で登場人物たちが繰り広げる戦いは我ながら驚くぐらいちゃんとした戦記物として成立していたと思います。

 

…同じ事をやったらいいんじゃない?
という事に気が付くまで二年かかりました。アホかという感じですが、私は落合先生の言葉を借りれば生成的な物語を作ろうとし続けていたのです。だから結末となるシーンばかり意識してしまって、どうやってそこへ辿り着くかのプロットが何も考えられなかった。

 

というわけで、思いついたら書いてみましょう。
世界観は前回と同じ「涙王の庭」シリーズの世界ですが、今回は物語世界の概説としてではなく時代を限定して、とある時代について物語世界を転がすための「登場人物」を描き出す事に注力してみます。私のEvernoteの小説ネタブックからまた今回は「登場人物」を。一応世界観はそれほど大きく変えていないので、前回のファンタジー記事と併せて読んでいただくと私がどういうファンタジー世界を構想しているのかちょっと広がるかもしれません。
(※今回はブログ記事という事なので各登場人物にイメージとして顔グラフィック的なものを付けています。実際には何も付けません)
(※各人物に対してはネタ帳に書いている内容の10%ぐらいしかここには書きません)

 

f:id:weaverbird:20181216012529p:plain古王国時代~第一帝国前期
四つの大陸に分かれて生み出されたエルフ族、獣人族、ドワーフ族、人間族はそれぞれに歴史の最初の一歩を歩み出し始めましたが、そのすぐ後には過酷な運命が待ち構えていました。
エルフたちはその化神たるリザが監視者エレメインによって罰せられた事で、肌の黒くなったダークエルフたちと白く美しいハイエルフたちに分裂し内乱状態へ入ってしまいました。人間族も同じく彼らの崇め奉る化神であったルーゼルがエレメインによって罰せられた事により一部の人々の姿形を醜い悪魔の姿へ変えられてしまい、以降悪魔族となった人間の成れの果てと人間族は長らく血で血を争う戦いを続ける事になるのでした。

獣人族の中からは、強力な指導者が現れました。化神テューバンの子供たちの中でも、その外見的な異様さから迫害されつづけたリザードマンの中から強力なリーダーシップを発揮する指導者ザルーリクが現れ、「沼地の帝国」たるウルス帝国が台頭しました。
一方でドワーフ族には「司王」ことアルマ・ガラトナが現れました。彼女は諸国をまとめ上げ、大陸中央に位置した巨大な地下大河を首都とする地下都市連合を以てドワーフ族を統一、北からやってくる悪魔族たちとの戦いに備えました。

世界を監視する一対の女神

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「蒼き天使」ステラ・エレメイン
彼女は二人の階層主が妖精族の中から創り出した最初の「世界の監視者」でした。可愛らしい見た目にはそぐわない冷徹な責任感と貪欲な知識欲、そして内に隠し持った慈悲深さを以て「陽天王」に物語の力を与えられた彼女は、以降数千年の長きにわたって世界を監視し化神たちの力を制御する主神として世界の行く末を調整し続ける事になりました。
第一帝国の時代が始まると、彼女は自らが力を奪い罰したリザやルーゼルたちの様子を注意深く見守る事にしました。自由奔放な妹たるアマーシアや、ゆっくりと世界に現れ始めた転生者たちの存在は彼女にとって好奇心の対象であると同時に、悩みの種でした。

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「紅き天使」アマーシア
階層主が創り出した「世界の監視者」たるエレメインはその慎重な性格から、世界にブレーキをかけすぎる事が心配されていました。そこでエレメインに対置すべき監視者として二人が創り出したのがエレメインの妹分たる「アマーシア」でした。彼女はエレメインの「制御する力」と対立する力である「解放する力」を「月天王」から与えられており、月天王の物語作家としての能力を部分的に受け継いだ存在なのでした。
しかし彼女は母親たる月天王の意思に反して、奔放で自由な行動を好む女神となりました。世界の監視と管理という退屈な仕事は専ら姉であるエレメインに丸投げし、自分は父と母たる二人が創り上げた世界のあちこちを旅し続けました。女神として世界中のどこにでも瞬時に移動できる程度の力は持っていましたが、敢えて彼女は生身の肉体を使って歩き回り、その過程でその奔放な精神のままに色々な人々と関わったり、時には身体を重ねる事すら厭いませんでした。

 

化神たち
世界を創り出した二人は日本(影追いの世界)から転生してきた何の変哲もない若い男女でした。彼らは誰かの作った物語の中に生まれ直した自分自身の姿を自覚し、とある場所で劇的な出会いを遂げました。孤独な世界で初めてお互いを見つけた二人は一瞬で恋に落ち、その後の長い長い愛の時代の中で二人の間には六人の子供が生まれました。
二人は六人の子供たちそれぞれに深い愛を注いで育て、彼らがどのように育ってゆくのかを最後の最後まで気にかけながら世界を去りました。(「色鮮やかな原始」時代)
遺された六人の子供たちにはそれぞれに「人智の石」と呼ばれる強力な魔法の宝石が与えられ、その力を使ってそれぞれに思い思いの生命たちを作り出していきました。(古王国時代)

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「黒の乙女」リザ
六人の姉弟たちの中で最初に生まれた長女であり、元々は白い肌の美しい少女でした。慈悲深く自然に親しんだ彼女は森の大陸であるディルニアに居を構え、「人智の石」の力でエルフ族を創り出した彼女はその最初期こそ高潔で規律を重んじるエルフたちの女王として君臨していましたが、やがて世界に様々な種族国家が立ち上がってゆくと、いつまで経っても人口を増やさず種族としての自立意識にも欠けるエルフ族の姿に苛立つようになりました。
彼女は自らの子供たるエルフ族の民族意識を高めるため、女王たる自分に仕える取り巻きのエルフたちに力を与え、軍を編成して南の大陸に攻め込む事を企図しました。しかしそのために彼女が少数のエルフたちに与えた力はあまりにも強すぎ、高い身体能力と強大な魔法能力を両立するものでした。これを問題視したエレメインはリザに罰を与えその力を制限する事を決断し、罰の証明として彼女が力を与えた少数のエルフたちと彼女自身の肌は土色に変色してしまいました。その身体能力の高さはダークエルフとなった彼女たちに残されたものの、魔法能力の高さについては取り上げられ、ダークエルフは身体の強さだけが取り柄の種族としてこの世に創り出されました。
ダークエルフは肌の色から迫害され差別される種族として追放され、第一帝国時代に入ると大陸北方の森林地帯にリザは自らに付いてきた少数のダークエルフ達からなる村落を築き、それを始めとしてダークエルフ都市国家を作り上げました。今の彼女が望んでいるのは自らの子供たちでありながら母たる自分を追放したハイエルフたちに復讐する事と、ダークエルフたちが新たなるエルフ族の歴史を作り出す事です。
そんな彼女の姿をエレメインは見つめ続け、またテューバンは心配し続けていますが、当の彼女はそんな事は気にかけていないのでした。

 

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「森の獣王」テューバ
長い耳のリザに続いて生まれたのは、狼のような耳を持ちわんぱく少年として育った男の子でした。まるで獣のように野を駆けるのが大好きだった彼は広野の大陸ヴァーリオンへ居を構えました。そのおおらかでガサツな性格から「人智の石」を打ち砕いてしまった彼は大いに焦り必死で石の破片を集めましたが、彼が全ての欠片を集めるころには時すでに遅く、大陸のあちこちに生息していた様々な動物が人智の石の影響を受け、複数の動物型の獣人からなる「獣人族」が大陸の各地に現れる事になりました。
彼はその他の姉弟たちとは異なり、自ら獣人族に力や知恵を授ける事は殆どありませんでした。それよりも家族思いの彼は姉であるリザに降りかかった災難や、弟であるルーゼルの直面した困難について心配していました。また弟であるロームの創造と発明の力や、姉弟たちの中で唯一人智の石を使わなかったロドラクの知識、不思議な秘密を抱えたまま目を覚まさなかったスピカの事を常に考えています。その中でもロームとは特に仲が良く、彼がドワーフ族の地下都市に構えた工房にはよく遊びに行っては彼の発明品を壊しています。
そんな彼の事ですから、自らの子供たちであるはずの獣人族たちからもあまり認識されていません。女王として崇められたリザと違い、彼はより距離を置いた関係で自分の種族を観察しようとしたのでした。
やがてウルス帝国がリザの大地たるディルニアへ侵攻を始めると、優しい神であった彼は心を痛めながらもその様子を見守る姿勢を徹底し続けました。やがて第一帝国の台頭する中で彼はエレメインの下を訪問し、力を奪われ貶められたリザの罪を許すようにエレメインへ懇願しに行きます。

 

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「職人の神」ローム
三人目の子供は生まれた時から髭を生やしている、一際奇妙な容貌を持って生まれました。年月を経る中で彼の奇妙さは際立ってゆき、姉であるリザが身長の高い美しい女性へ育ち、兄であるテューバンが筋骨逞しい青年へと育っていく中で、ロームだけは身長も低いままに独りでに年老いたかのような白髪と長い髭を蓄えて行きました。
姉や兄たちが家を出て森や山を駆けまわる一方で彼は一人家の中に籠り、小さな部屋の隅に自分の作業台を構えて何かをひたすら作り続ける事にばかり邁進しました。彼は父と母たる階層主の話を頼りに、「影追いの世界」たる日本に存在したという科学技術をこの世界に再現できないかと考え、長年にわたり試行錯誤を続けていたのです。
やがて彼は鉱山と山岳の大陸であるヴィンラに自分の工房を構えると、一人黙々と発明と科学技術の研究を始めました。世界に各種族たちが登場し始めたタイミングになってテューバンにその事を知らされるに至ると、初めて彼は肌身離さず持っていた「人智の石」を使い、洞窟内と山岳を走り回っていた小さな生き物から毛むくじゃらで身長の低いドワーフ族を創り出しました。
人智の石を介してドワーフ族は彼の特性をよく受け継ぎ、物作りと科学技術に強力な才能を発揮する種族となりました。彼らはロームが洞窟内に築いた工房の構造を真似ると、大陸各地の山岳地帯に広大な洞窟内の空間を利用した地下鉱山都市を築き始めました。徐々に人口を増やしてゆく彼らの中から特に思考能力に優れた者たちを選び出したロームは、彼らを弟子としてますます科学技術の研究と発明作業に邁進するようになりました。
やがてルーゼルの軛を離れた悪魔族が北方より襲来しドワーフ族の都市の幾つかが皆殺しの憂き目に遭うと、彼はドワーフ族の神としてルーゼルの下に直接交渉に赴き、それが失敗に終わるや否や自らの工房神殿の試作品であった蒸気銃をドワーフたちに配布しました。史上初めて銃器による戦いが繰り広げられ、ドワーフ族たちは同胞たちを皆殺しにし地下都市を占領した悪魔族たちを圧倒的戦力で返り討ちにすると、仕返しだと言わんばかりにその捕虜まで含めて皆殺しにしました。こうしてドワーフたちと悪魔族の間の血塗られた戦いの歴史が始まり、後には「鬼姫」ラーツヴァイル率いる魔獣庭園の時代まで戦いの歴史は続くわけですが、ロームとその弟子たちはドワーフ族が常に世界において優位に立ちうる強力な科学技術や発明品を生み出してゆくのでした。

 

 

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「脆き悪魔」ルーゼル
四人目に生まれた子供はやっと人間らしい容姿を持っていました。しかし早い時期から姉や兄たちを出し抜き、彼らの得たものを奪おうとするような傾向が見られたルーゼルの性格は両親の悩みの種であり、どれだけ二人が手を尽くしてルーゼルの欲深さを嗜めようとしても彼の性格は治る事がありませんでした。
やがて姉や兄たちを煙たがり早い時期に最も大きい大陸であるレーヴィニアに自らの居を構えた彼は、「人智の石」を用いて自らの手足となり自らの欲望を満たしてくれる存在として人間族を創造しました。父や母と同じ身体を持って生まれた人間たちはルーゼルの手足としてよく働き、やがてその人口増加の速さも相まってレーヴィニアには瞬く間に石造りの建物が立ち並ぶ勇壮な大都市が林立しました。
しかしルーゼルの欲望は留まるところを知りませんでした。地続きで繋がる南方のヴィンラにロームとその弟子たちが発明した多くの科学技術が存在すると知るや否や、彼はリザと同様に自らの治める王国の民に力を与え、軍を組織しようとしました。リザが犯した過ちと全く同じく、彼は民衆にあまりに強すぎる力を与えてしまいました。強すぎる力の限りを尽くし欲望を貪ろうとした人間たちはルーゼルの力をもってしても制御不能となり、とうとう事態を静観していたエレメインによって厳しい制裁が加えられる事態となりました。
ルーゼル自身は罰の証明として大きな角により重たくなった頭と醜く崩れた半身を与えられ、彼の配下であった兵士たちも肌が赤黒く変色して人間らしからぬ容貌になった者や、肉体が完全に崩壊し獣のような姿に変えられてしまった者で溢れかえりました。ルーゼルはエレメインの力に恐れおののき、どうか元通りの姿に戻してほしいと懇願したもののエレメインはそれを却下し、こうしてレーヴィニアには悪魔の王たるルーゼルと、彼の下に集まった悪魔族たちが現れる事になりました。
しかしルーゼル自身は悪魔たちの長として彼らを導くだけの器を持っておらず、まもなく自分の醜い姿に絶望して神殿に引きこもってしまうようになりました。王たるを欠き、神なき子らとなった悪魔族はこれ以降その強い力のままに人間たちを隷属させてゆくことになりましたが、ルーゼルはそれを黙って見ているだけでした。

 

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「魔獣の父」ロドラク
五人目に生まれた子供も人間に似た容姿を持って生まれましたが、どうやら人間に似た姿を持つ者には特殊な精神が宿るようでした。六人の子供たちの中で末弟であるロドラクが興味を示したのは、母たる月天王が創り出した生き物たちや、「人智の石」の力によって世界中に生み出された新たなる生命たちでした。
彼は自分に与えられた「人智の石」をどのような生き物に対しても一切使わず、レーヴィニアの北に位置する小さな島に奇妙な形をした神殿建てて引きこもってしまいました。彼はその後数千年に渡り「人智の石」の研究を続け、彼の研究に興味を示したアマーシアと共に過ごし、その力を借りながら他の姉弟たちには全く理解できなかった深淵な理想を成し遂げようと一人世界の裏側で暗躍し続けるのでした。

 

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「涙の王」スピカ(・ルゼティア)
世界を創った二人がその愛の時代の一番最後に残した六番目の子供は、生まれて直ぐに眠りにつきました。彼女がどうして目覚めないのかは両親にも他の姉弟たちにも分からず、大いに彼らを心配させる事となりましたが、結局彼女は目を覚まさないまま美しい女性の姿へと育って行きました。彼女の身体はかつて二人の階層主が出会った小さな丘の上に眠ったまま残され、やがて世界が幾つもの時代の中で血の涙を流し続けた永い時の流れの中を眠り続けたまま過ごし続けました。
彼女の存在は「誰かの作った物語」に遺された最後の秘密であり、エレメインとアマーシアはどうにかしてスピカを目覚めさせようと試行錯誤を重ねますが、最終的には物語の世界が一つの終焉を迎える時代に初めて彼女は目を覚ますのでした。

 

第一帝国

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「帝国の始まり」ローグ・メイル・アルタバル
後の歴史に偉大な名を遺す第一帝国。その開祖となる建国者も、その最初期には単なるエルフの狩人に過ぎませんでした。ウルス帝国軍に村を焼き払われ命からがら逃げだした彼は、救う事のできなかった妻と娘の復讐のため立ち上がる事を決意します。

 

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「癒し手の寵姫」ニーシャ・エル・ルクスティナ
帝国の開祖たるローグが妻と娘を失った傷心の男から帝国の開祖にまで上り詰めて行く物語の途上には、多くの仲間、そしてなにより彼の心を癒した女性の姿がありました。ニーシャはローグが第一帝国を建国する過程で出会った魔法使いの美しい少女であり、彼と共にリザードマンたちと戦う中で兵士たちの希望の象徴となってゆきました。

 

魔人領界

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「若き天魔」エーレイジオン・マーゼル
人が悪魔の姿に作り替えられるという悪夢のような事態がひと段落すると、直ぐに分裂した魔人たちの勢力はそれぞれ好き放題に人間たちを襲い、やがてお互いに争うようになりました。そんな中でも一部の悪魔たちは悪魔たちによる勢力の統合を見越して動いていました。最終的に策謀と暴力の両方を駆使し悪魔たちをまとめ上げた若きリーダーは自らの名を略し「エイジ」と名乗り始めますが、彼が「影追いの国」たる日本から転生してきた存在である事を知る者はごく僅かです。

 

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「美しき悪夢」アマルガム
曲者ぞろいの悪魔たちをまとめる事は、エイジが如何に武力と策謀に長けたリーダーであったとしても簡単な事ではありませんでした。しかしそんな彼を常に助ける存在が有りました。幼い頃からエイジの妹として共に育ち、やがて彼の野望に心酔し忠誠を誓ったアマルガムは、エイジが進める悪魔族の統合において大きな役割を果たした女傑でした。欲望に忠実な悪魔たちは彼女の美しい容姿を前にすると骨抜きにされてしまったのです。彼女が追い求めるのはエイジの作る帝国が世界のすべてを飲み込む事、そして彼に一人の女として愛される事です。

 

ウルス帝国

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「竜頭の解放者」ザルーリク
第一帝国の視点で記録された後の歴史には暴虐なるリザードマンたちの皇帝として記されたザルーリクは、実は調和と規律を重んじる思考型のリーダーでした。獣人たちの大陸ヴァーリオンにおいて他の獣人たちよりも一歩進んだ知性を持っていたにも関わらず、その異様な外見から迫害され続けていたリザードマンたちの沼地の集落を統合し、電撃的に獣人たちの都市の一つを急襲し制圧する事に成功した彼は、その後は軍を進める手を止め各獣人族たちが自らの軍門へ降るように情報操作を進めました。結果としてヴァーリオン各地に点在していた獣人たちの小国の大半を無血開城させる事に成功し、獣人たちの王としてリザードマンが大陸に君臨する体制を作り上げました。
その後はドワーフ族たちと手を結ぶ事で先進的な軍船を手に入れた事で水軍を組織し、未だ内乱の中に在ったディルニアのエルフたちを一気に侵略し始めたのでした。

 

アルマ都市連邦

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「大河の司王」アルマ・ガラトナ
複数の都市に分離して住んでいたドワーフたちが一つの国に纏まったのには、大陸の中央に数百万人規模の人口を収容可能な巨大地下大河が発見されたことが大きかったと言います。司王アルマの伝説的逸話はこの後の時代まで幾多も語り継がれるものですが、地下深くまで洞窟を探検しこの地下大河をたった一人で発見した事が彼女をドワーフ族の王たる立場に引き上げました。豪気な性格で鳴らしたドワーフたちの王である彼女の姿は、後代に至るまで地下に暮らすドワーフたちの太陽でありました。

 

 

※※※
顔グラフィックとして色々なイラストを片っ端からかき集めました。実際の小説としてはイラストはとりあえず付ける予定は無いですが、確かに参考程度にでもイラストを引っ張ってくると、それだけでキャラクターのイメージが一気に膨らむのは面白い事です。さて、これらのキャラクターたちの下に更に色々なサブキャラを大量に作って、そうして歴史がどのように転がってゆくかをシミュレーションして描き出してみようというのが今回私の考える「逐次的ファンタジー」の作り方になります。どうなるか分かったものじゃないですが、動かしてみてそれなりに形になるようであればどんどん書いていく事にします。

 

※※※引用イラスト様※※※

http://tyamo.wa-syo-ku.com/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88/?pageNo=3

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エルフの魔術師 / 風太郎 さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト)

黒騎士と白の魔王 公式サイト|株式会社GMG

悪魔娘 | クールのイラスト | Skillots

http://park17.wakwak.com/~ryu-ga/Ga2/riza6.html

ドワーフの王女レティホア / ちろナモ さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト)