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驟雨の標

困った人の長話(記述言語版)

自分の見たアニメを整理する回:3

アニメ

いい加減にアニメの話を書き続けるのにも飽きてきました。ここで終わらせたい。
自分の見たアニメを整理して並べて置くアーカイブ、後編です。

終わらないので後編はいくつかに分けますw

 
狼と香辛料
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狼の神様の化身の少女ホロと行商人ロレンスが中世ヨーロッパ的な世界観を舞台に旅をする、というと聞こえがいいのでファンタジー大好きっ子みたいなのがこぞって手を出すが、内容的にはラブラブイチャイチャともう一つ「経済ゲーム」という要素がある。
中世ヨーロッパといっても多分活版印刷が発達する以前の12~13世紀とかそれぐらいの世界観であろうと思われるが、この時代の商人は各地を旅して行商する者が多かったと聞く(15世紀以降活版印刷が発明されると情報ネットワークの発達によりヨーロッパの商人たちは定住地に住まい店舗で商売をする定住商人に切り替わってゆく)。
原作者の支倉凍砂は性格がちょっとアレな事で知られるが、経済要素を絡めてファンタジーをやるとかいう職人芸みたいな作風では右に出るものがいない。本作では中世ヨーロッパにおける商人の事情など詳しいディテールにもこだわって描かれており、アニメにおいてもラブラブイチャイチャしてるだけのホロが可愛いアニメというわけではない。ちゃんと商取引の話がこんがらがって出てくるので、金勘定や取引みたいな話が嫌いな人には基本的に受け付けない。
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本作の魅力は商取引に伴う経済ゲーム…を異能を持つ狼の化身である少女ホロ(CV:小清水亜美)の能力と力を合わせて乗り切ってゆくところにある。ロレンス一人ではとても乗り切れないであろう殆ど詐欺まがいのキツい取引や荒事などもホロの助力で解決してゆく中で、ロレンスとホロの関係性が徐々に夫婦と言って差し支えないぐらい深化してゆく所にほっこりする。小清水亜美の決まり役というとアネモネやらプリキュアやらナージャやら錚々たるキャラクターが顔をそろえているが、ホロもまた小清水亜美の演技がばっちり冴えわたる決まり役の一つである。

マクロスF
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マクロス図書館で無印をレーザーディスク(旧世紀の遺物で、ピザみたいなデカさのディスクを専用のバカでかいデッキでレーザーにより再生するとかいうメディア)で途中まで見たっきり。リン・ミンメイがやたらエロかった事と敵のゼントラーディがやたらキモかった事しか覚えていない状態でマクロスFに手を出したのでさあ大変。「これは同じマクロスなのか…?」とわからなくなったが、内容がちゃんとSFっぽかったのでまあ飽きることなく見られた。
正直な所メインヒロイン二人はマジでどうでもいい。それよりもクランの可愛さだけでご飯三杯はいける。
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豊口めぐみという役者さんは役幅が強烈に広い声優さんで、すげーハスキーでカッコいい女の声とロリボイスを両方出すことができるとかいう魔法の声帯の持ち主であるため、戦闘時は大人の女性・普段は子供に戻るとかいうクランのキャラ設定にはぴったりだった。ミシェル(CV:神谷浩史)との絡みも抜群。

 

ストライクウィッチーズ
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元祖ロリコン幼女萌え変態オタクキモイ死ね作品第四弾。登場人物がほぼ全員パンモロとかいう頭おかしい変態性抜群作品で、これはPTAあたりから非難されても文句が言えない気はする。ただし重要なのはそんなことではなくて、パンモロの女の子たちが結構マジで空戦をやってくれる所である。とりあえず戦闘機を飛ばすんじゃなくて女の子を飛ばしましょうという狂気の企画であるが、これ以降艦これとか絵面が似たようなものが乱発されてゆくのだから記念碑となった作品であると言ってよい。


ひだまりスケッチ
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深い事は一切考えず見る学園ギャグコメディ的な何か。印象が薄すぎてあまり覚えがない。

夏目友人帳
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精神安定剤シリーズ。2016年9月現在までで四期まで放送されており、五期放送が決定したとかいう超長寿作品。妖怪たちが見える少年夏目(CV:神谷浩史)はその能力を使って妖怪たちの名前(真名)を友人帳と呼ばれる帳簿に書き込んでいく…みたいな話で、妖怪たちと人間の心温まる交流を描く。「真名」は民俗学なんかでも非常に重要な要素の一つで、これを教える事で他人に支配されてしまうという思想もあるぐらい重要なものである。ただの名前と侮ってはならない重要なものである。
とにかく神谷浩史は妖怪ものに縁があるというか、この後も化物語の主役に選ばれるのだからもう妖怪声優と言ってもいいような気がする。

黒執事
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小野大輔のドハマり役。とにかくカッコいい執事と坂本真綾演じるショタの掛け合いしかまともに覚えていない。

夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜f:id:weaverbird:20160919123708p:plain
漫画原作が大好き過ぎてずっと読んでいる。フェチ心をくすぐる妙なエロさのキャラたちと桜新町(東急田園都市線に実在の都市)を舞台に繰り広げる妖怪ローファンタジー。原作者のヤスダスズヒトはバトル描写にもっと力を入れてほしかったらしく、ノーマッド版の後にりょーちもキャラデザによる二期(?)が同キャストで作られている。
自分の作品をりょーちもデザインで作ってもらえるとか羨ましい限りだぜ…

喰霊-零-
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完成度は凄まじく高い。あおきえいの脚本芸が見事に光る。光りすぎて原作漫画よりも面白くなってしまったという意見をよく聞く。
みんな大好き妖怪モノ…というような生易しいものではなく、第一話の登場人物は全員凶悪すぎる妖怪たちにパクパクムシャムシャされてしまうとかいうドン引きするぐらいハードな物語である。水原薫演じる黒髪ロングのヒロイン(→の女の子)が超凛々しく超カッコいいのだが、徐々に闇落ちしていってナルトの大蛇丸みたいになってゆくとかいうすげーハードな展開が待ち構えてて笑う。

宇宙をかける少女
見ている真っ最中だが恐ろしいほど何も印象に残っていない。とにかく遠藤綾演じる女の子がエロすぎて笑う。

RIDEBACK
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バイク型ロボット!大人の女!という二要素だけで見始めた作品。中々面白かったような気がするが印象に残っていない。

化物語
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聖典。最初は食わず嫌いしていたが、話題になっていたので見始めたところ、あまりにドハマりして原作小説シリーズからアニメシリーズまで全てを網羅してしまう程度にはなった。新房昭之監督の独特の演出技術と化物語の会話劇という物語形態がピッタリと合いすぎて、よくこんな変な紙芝居を面白く演出できるものだと本気で惚れながら見ている。もう五回ぐらいは見返している。
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ツンデレという概念は本作に登場したヒロインの一人である戦場ヶ原ひたぎによって劇的な拡張を見せた。淡々とした声音で凄まじい毒舌を次から次に流暢に喋って主人公である阿良々木暦(CV:神谷浩史)を罵倒するその様は従来のツンデレという概念では全く解釈不能の新タイプのヒロイン像であり、これを機にクーデレとかツンドラとかなんかよくわからない拡張概念が量産されるようになった。

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原作者の西尾維新本人が別の作品で語っている通り、本作は「歪みを抱えた少女たちが、それでも幸せになろうとする物語」である。主人公含め登場人物はすべて何かしらおかしなところで歪みを抱えており、その歪みが「妖怪」というシンボルをとって表現される。自らの歪みに対処しきれなくなったところを妖怪に魅入られ、取りつかれた少女たちが阿良々木暦との丁々発止の絡みの中でその歪みを爆発させ、本性を顕わにする。
阿良々木暦という主人公だけがこの作品における「不変の正義」であり、それ以外のヒロインたちは全員が髪型から性格までシリーズの中でガラッと変わってゆく。「変化する女」と「変化しない男」という軸でキャラクターたちが動き回り、立て板に水の会話劇を繰り広げるあたりに物語構造としての巧みさがある。やがては主人公である阿良々木暦の「不変の正義」でさえもが物語の渦の中に巻き込まれて変容を余儀なくされて行くが、それまでは主人公の変わることのない正義感とヒロインたちの歪みが綺麗に対比されて見るも鮮やかなコントラストを作り出す。

10年代
四畳半神話大系
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京大生の京大生による京大生のための物語。これも極度の会話劇で、浅沼晋太郎がフルに喋りっぱなしでずーっと喋っている。絵柄は昭和かと思われるほど古臭いが、その割にストーリー展開はやはり森見登美彦が書いてるだけあってクソ面白い。

 

伝説の勇者の伝説

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高垣彩陽という声優の演技を初めて正確に認識した作品。鏡貴也原作だけあってガチガチの古式ゆかしい正統派ファンタジーライトノベルであるが、映像化に際してフェリスの作画だけメチャメチャ気合が入っているので、高垣彩陽のちょっと低めの色っぽい声で金髪ロングの女騎士が戦う姿を存分に堪能できる。

 

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

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ゾンビグワー→「俺を殺せ!はやく!」→「姉ちゃん良い身体しとんなあぐへへ(CV:稲田徹)」「いやあああ!(CV:井上麻里奈)」とかいう、とにかく最初の方は井上麻里奈のエロくてヒステリックな叫び声を聞くためだけのお時間。とにかくバイオレンス!エロス!爆乳!だけで構成されているゾンビもので、荒木哲郎監督のド派手なセンスがいい方向ににも悪い方向にも炸裂している作品。まあ原作からしてそんな感じなのでもはやどうにもならないが、荒木哲郎監督はとにかくド派手で爆発した作品を作るお方である。それが一番分かりやすく表れているのがこの作品だと思う。

 

みつどもえ

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元祖ロリコン幼女系の殿堂。三姉妹幼女を主人公とする日常系ギャグものであるが、三姉妹が三者とも凄まじいマジキチキャラなので笑いが絶えない。面白すぎて涙が出てくるぐらい笑った覚えがある。

 

おとめ妖怪 ざくろ

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妖怪女、大正ロマン、なんか戦う、豪華声優陣と、とにかく詰め込めるものを片っ端から詰め込んで作られた感が強い。作り自体は非常に丁寧だったが、妙にダサいところがあっていまいち好きになれなかった。

 

GOSICK -ゴシック-
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悠木碧の演じる幼女は最高である。異論を差しはさむ余地などない。図書館の塔みたいな変な所に軟禁されている金髪ゴスロリ幼女(天才)が数々の難事件を解決してゆくとかいう話で、男主人公は荒事担当及び空気担当。

 

日常

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「アニメなんか見ねえよそんな子供向けの趣味wwwwそんな事より恋愛しろ恋愛!」とかドヤ顔で語っていた意識高い系の金髪でヤバい系の先輩が「これはマトモに見てられるよね!」とかドヤ顔で語っていたので殴り倒したくなった。
内容はシュールギャグであるが、実際かなり面白い。何にも考えずに声をあげて笑えるようなエピソードが満載である。

STEINS;GATE

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宮野真守覚醒の時。宮野真守の役者としての格がこの作品で一段上がったと言っても過言でないぐらい良い演技を聞かせてくれる。話は強力なタイムリープ系SFで、ハードSFと言っても良いぐらいの重々しさと複雑怪奇なストーリー展開を見せてくれる。

 

変ゼミ

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変態の変態による変態のための作品。「変態」という概念について心理学やら実際の行為やら色々な角度から考察して、何かいつの間にか濃密すぎる変態空間ができあがる。

 

青の祓魔師

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典型的すぎるぐらい典型的なジャンプ漫画。とりあえずジャンプですって言っておけばもう説明が9割以上終わる。しこりんこと岡本信彦が大活躍。

 

神様のメモ帳

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個人的には大好きなんだけど世間的な評価は異様に低いシリーズ。安楽椅子探偵(少女)に実働部隊の男キャラどもを追加して、ヤバい事件を解決してゆく。主人公が事件解決のためとはいえ麻薬を使用するシーンが一ヶ所あり、「これは放送して大丈夫なんですか…」と思った記憶が強い。

 

ダンタリアンの書架

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原作の評価はかなり高いらしいのにアニメ版の評価がクソ低いシリーズ。沢城みゆき演じる幼女で図書館の番人とかいう段階で私的にはマストなのだが、確かに前述のゴシックと設定が被るところは多い。

 

WORKING!!!

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ファミレスというこれまでに無い新しい舞台で展開されるドタバタラブコメディなのだが、ラブストーリーとしてもコメディとしても完成度が高くて安定して面白い。その割にさして印象に残っていない。

 

真剣で私に恋しなさい!!

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エロゲー原作。通称まじこい。とりあえずエロい。エロゲー声優が通常名義でやたら大量に出演。以上。

 

ちはやふる

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聖典シリーズ。主人公綾瀬千早はスタイル抜群の美人だが極度のかるた狂で、かるたの中で成長し仲間と出会いながら一歩ずつクイーン(日本の競技かるたにおける女性チャンピオン)を目指し進んでゆく。
ガチガチのスポーツアニメと物語の構造は同じで、なんか小さいころの切っ掛けでかるたをやり始める→色んな挫折→仲間と出会う&仲間に助けられる→奮起して成長、という筋書きをとにかく繰り返す。熱いスポーツアニメ型の構造を持っているにもかかわらず画面が熱くなることはなく、むしろ千早の天真爛漫さと相まって全体的に明るく爽やかな青春劇である。

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主人公の千早は眉目秀麗の凄まじい美人でスタイルも抜群であるが、極度のかるた狂い。そんなキャラに大抜擢されたのが当時新人声優であった瀬戸麻沙美である。アニメっぽい演技というよりは演劇っぽい演技をしてくれるので、千早のキャラクターにはアニメらしからぬ人物像が宿る。

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全体的にしっとりとした現代少女漫画らしいキャラデザと作画が通っており、作画が乱れるようなポイントも特にない。丁寧な仕事とはまさにこういう事を言うのだろうと思わせる完成度の高さである。
松岡修造イズムと言ってしまったらそれ以上でもそれ以下でもないが、千早がかるたの中で対戦相手と言葉を交わし、最大のライバルたちと出会い、競技の中で着実に成長して大人の女になってゆく姿は何とも美しく、また元気づけられるものがある。女の子の成長物語という点で見ると、女性にも男性にもウケる稀有な作品。
ばっちりセールスを挙げている作品でもあるので、三期の製作が視聴者からも製作側からも待ち望まれているという。三期は静岡県が舞台!らしい。

 

 Persona4 the ANIMATION

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岸誠二監督の才能が爆発したオシャレ作品。原作ゲームは大ヒットしたアトラスのP4である。そこからしてオシャレ感抜群の作品であったが、アニメ化するにあたってそのオシャレ演出を見事にアニメに落とし込むことに成功している。ストーリー的には「自分の一番醜い部分を受け入れて力に変える」という感じで、デザインセンス抜群のペルソナたちを召喚して戦うバトルは必見である。
ストーリー上重大などんでん返しが劇場版を見ると発覚する。最初の方のシーンで登場する人物をよく見た後劇場版を見るといい。

LAST EXILE -銀翼のファム-

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前作から何年たったかわからないLAST EXILE新作。前作のブォォォーンとエンジン音が聞こえてきそうな濛々たる雰囲気から一転、オープニングテーマからSchool Food Punishmentが提供した楽曲がバリバリに鳴り響き、絵面全体が前作よりも圧倒的に明るく開放感溢れる雰囲気になっている。「空の上で戦っている」という描写の持つ空気感に凄まじく描写の力点が置かれており、とにかく戦っているときから普段のシーンまで風が流れているかのような絵作りが徹底されている。脚本はまあそれなりにそれなりだが、キャラがカッコいいので普通にみていられる。

 

2010年代から見るアニメ作品の本数が爆増して大変なことになっているのでまだ終わりません。気軽に始めたつもりが、いつまでアニメの話を続けるのだろうか。