驟雨の標

困った人の長話(記述言語版)

健康管理情報:クソみたいに病弱になった

どうも。二月上旬から急激に体調が悪化し、クソ病弱大学院生にジョブチェンジしてしまった阿呆です。

現況はどうなのか、と言われますと、次の一言に尽きます。
いままで当たり前にできていた事が
できない!
いざ病弱ボディ&病弱人生に没落してみるとこの事が恐ろしい程身に沁みます。

今回は病弱人生が始まった2月上旬ごろからの推移を振り返って、それぞれの場面でネットなどで情報収集して勉強した事と併せて書き置きます。現在の自分のバカっぷりを振り返る健康管理情報としましょう。

 

2月1日前後~

いきなり腹が痛くなりました。原因は良く分かりません。ストレスが常にあったのは事実ですが、これまではこんな風に身体に変調を来すなんてことは無かったし、耐えられていると思っていました…が遂に耐えきれなくなったのか何なのか、突如ダムが決壊するようにここから体調悪化の日々が始まる事になりました。

腹が痛くなって翌日には吐き気・下痢が止まらなくなってしまい、丁度研究室が修論・卒論の時期になった事もあって、他人に移してはアカンと言う事で研究室をお休みし始めました。

直ぐに病院に行った所、「ウィルス性胃腸炎との診断を受けました。

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http://homepage3.nifty.com/yasumura-iin/uirusu.html

ウィルス性胃腸炎は上の表の通り、主にロタウィルス、アデノウィルス、ノロウィルスの三種類によって引き起こされる感染性の胃腸炎です。人によって症状は結構変わるもので、例えばノロウィルスなどではもうトイレから動けなくなる程酷い下痢と嘔吐が連発する時間が何時間も持続するという地獄のような症状が出る人もいれば、軽い発熱程度で収まってしまう人もいます。感染時・発症時の免疫力によって大きく症状が変化するものなので、一概に悪い症状が出るというわけでもないようです。

私の場合には発熱は無く、非常に長い期間下痢・腹痛が続いたのでアデノウィルスによるウィルス性胃腸炎かと思われますが、その後に色々な健康上の問題がやたら多発したので、もしかするともっと重い病気の先触れかもしれませんが、真相の程はこの記事を書いている現在まだ分かりません。

 

2月7日(日)晩~

吐血しました。

いきなり吐血しました。折しも博士進学か修士で就職か、進路に物凄く悩んでいた時期だったので、そのストレスが特にあったのかもしれません。その悩みをネットで友達に相談し、進路について色々な話をしている時にふと「あれ、口の周りが濡れてるぞ?」と気が付きました。友達に断りを入れて話を中断し、鏡を見たら口から血がドゥワーっと流れていました。

あ…やべえかもこれ…、と妙に冷静に考えていました。他に身体が痛いとかそういう事は無かったので、唇が切れただけかとも思いましたが、明らかにそういう量じゃない血が流れているので、もう少し時間をおけば身体の何処かが物凄い勢いで痛み始めたりするはずだと思い、しばらく座ってネットしていました。

丁度一時間ぐらい経過した辺りからいきなり咳が止まらなくなり、咳き込むたびに血がこみあげてきてしまう&左右両側胸のあたりがメチャ痛い&やたら腹痛というクソ展開が始まりました。私の命もここまでか…と思う所ですが、実際咳は止まらないものの、思ったほど深く咳き込む感じではない上に、断続的に咳が出たり止まったりするという何とも中途半端な状況。これなら救急車を呼ぶまでも無いかと思い、一晩眠って翌朝直ぐに呼吸器内科を受診しました。

呼吸器内科で受けた診断は「原因不明だけど多分胃潰瘍。というのも、胸部レントゲン像に出血は見られず、血液検査にも異常無し。唯一過呼吸っぽい症状がある事から心因性の肋間神経痛などを疑い、出血については胃潰瘍を疑うという事で、東京大学医学部付属病院へ紹介状を書いていただきました。

ここから長い長い謎の展開が続きます。東大附属病院に電話してみた所「新患さんについても予約が無ければちょっと今見られない状況で、予約は3月の上旬になります~」とのこと。胃痛&何も食べられないみたいな状態が続いていた私ですが、流石に3月まで待ってられんわ、と言う事で東大付属病院を受診する事は諦め、東京医科歯科大学医学部付属病院へ紹介状を再度書いていただきました。

医科歯科大付属病院では待ち時間こそ3時間近くかかったものの、その日の内に初診患者でも診ていただけました。そこで出てきた診断は「原因不明だけど軽度の胃潰瘍という、何ともまた曖昧糢糊としか言いようがない診断。

 

2月14日~

この頃から謎の疲労感に襲われるようになり、やたら長時間眠ってしまう&どれだけ眠っても疲れ続けているというアホ展開が始まりました。

とりあえず良く分からないながらも胃カメラを受けに行きました。

人生初めての胃カメラ

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胃カメラは…控えめに言っても、大分大変な経験です。
まず食事は前日の21時まで、飲み物は前日24時までです。翌朝病院へ行き、まず最初に紙コップ一杯分の消泡剤を飲みます。

  • 消泡剤
    胃カメラ検査を受ける患者は前日から食事も飲み物も抜いていますが、それだけでは胃の中の障害物が全て排除されたわけではないらしいです。何でも、「胃泡」と呼ばれる大きな泡が胃の中には多く存在し、これを除去しなければ胃カメラの視界が悪くなるのだそうです。因みにこの胃泡は普段人間が食事をしている際に食物と一緒に飲み込んでしまう空気によるもので、簡単に言えばゲップとして体外に排出される空気です。
    これを除去するためにジメチコン(商品名:ガスコン)という消泡剤を紙コップ一杯飲まされます。成分的にジメチコンって何なんだ、と調べてみた所、何と化学的にはジメチルポリシロキサンだそうです。

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    味は…まあお察しです。無機高分子が美味しいわけがない、というのはまあ当然としても、何だかよく分からない消毒液を大量にぶち込んだ水溶液を凍らせて氷にしたかのような、何とも言えないイヤーな味です。
    無機高分子…それもシリコーンは生体にあまり影響しない材料の一つです。細胞培養などにも使われるシリコーン材料ですが、こんな風に消泡剤としての用途があるとは知りませんでした。ジメチコンは体内を流れて行ったあと腸管で吸収されず、そのまま排泄されるそうです。クソ不味くて死にたくなりますが、副作用らしい副作用もほとんどないという事で、生体内で使用できる消泡剤という事になります。

その次に喉の部分に麻酔をかけます。

  • 麻酔薬
    喉から胃カメラ検査を行う場合、全身に麻酔をかけて眠った状態で行う方法と、喉の部分だけに麻酔をかけて行う方法の二つがあるようで、特に高齢者に対する胃カメラの場合には前者の全身麻酔の状態で実施する事が多いようで、眠っている内に終わってしまったなどの話はよく聞きます。そこまで時間を掛けずにパッパと進行する場合には喉の部分だけに麻酔をかけるようです。
    消泡剤を飲み終えて、ただでさえ吐きそうになっている所に今度はドロッとした高粘度の液体を口に突っ込まれます。これはリドカイン(商品名:キシロカイン)という麻酔薬で、口の中で喉の部分にその高粘度の液体を五分ぐらい留めておきます。

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    「口の中で喉の部分に高粘度の液体を滞留させる」と言うとそんなに難しくない感じですが、時間が経過するごとに喉がしびれてきて、舌ベロの奥の方や喉の筋肉が動かせなくなってきます。すると喉に液体を滞留させるのが難しくなってしまい、普通にある程度の量は飲み込んでしまいます。実際ある程度のみ込んでも大丈夫なようですが、麻酔薬ですからあまり飲み込みすぎる事は避けたい所です。病院によっては、スプレータイプの麻酔薬で喉を麻酔してくれるところもあるようです。
    作用機序としては次の図のように、三級アミンの部分がプロトンと結合し分子がカチオン型(図中下)になる事で機能が変化する事で作用するようです。

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    図中上の最初の状態でリドカイン分子は細胞膜を通り抜けて細胞内に入る事ができます。そして細胞膜内でプロトンを受け取り、カチオン型になった分子は細胞のナトリウムイオンチャンネルと結合して、ナトリウムによるイオン電導を停止させます。すると神経の活動電位が止まってしまうので、神経がマヒして何も感じなくなってしまう、という仕組みだそうです。
    味は…これも酷い味でしたが、甘いお酒のような味を40秒ぐらい感じた後に、徐々に舌がしびれてくる事で味もどんどん辛いようなヒリヒリした風味になってゆき、最終的には味を殆ど感じなくなります。

ここまでやった所で遂に胃カメラをぶち込みます。

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身体を横たえて、口にマウスピースをはめて軽く噛み、マウスピースの穴からクソぶっとい胃カメラが口の中に侵入してきます。恐怖です。
喉を超えた所からもう大変な事になりました。吐きそうでえずいてしまうのですが、胃の中には何も入ってないために吐く事も何もできず、ひたすらゲップが出まくります。喉の中をぶっといチューブがうごめきながら、あまりに苦しすぎてゲェゲエと音を立てながらゲップが止まらず出てしまい、苦しみのあまり涙も溢れかえってきます。口を開けっぱなしでマウスピースを噛みしめて苦しみに耐えますが、もう唾液も鼻水も涙も止まらなくなってくるので、元から受け皿がベッドに用意されています。
「鼻で吸って口で息を吐いてくださいねー」と言われますが、息を吐く度にえずいて、ゲップが止まらなくなります。ベット上の受け皿が涙と鼻水と唾液と少量の血液が混ざってベチャベチャになった頃にやっと検査が終わり、身体の中から蛇が出て行くようにしてぶっといモノが抜けていきます。

で、死にたくなるぐらい苦しい時間が過ぎて、出てきた診断は逆流性食道炎がちょっとあるけど胃も十二指腸も異常なし」とかいうまた何とも言えない診断が出てきました。どうにもよく分かりませんが、食道炎の部分に発生した血溜まりが何らかの外因によって破裂して、そこから出血したらしいとの事になりました。

勿論体力がある人なら別かもしれませんが、私の場合元から結構疲れていた所だったので、その日はもう疲れ切ってしまい寝込んでしまいました。なお少量の血液が出てきた事から分かったように喉のどこかが損傷したようで、その後ずっと喉が痛かったです。

 

2月21日~

その後も腹痛は続き、やたら酷い疲労感は更に強まってゆくばかりです。どこに問題があるのかは最早殆ど分かりませんが、更にネットで調べて「副腎の機能が落ちる事で酷い疲労感にさいなまれる」という現象がある事が分かり、今はこれを疑っています。治療法としてビタミンCをちゃんと摂取するという方法があるようですが、よく分かりません。

今現在も熱が出ているかのような凄まじい体のダルさで動けなくなってしまう事が多々あって非常に困っていますが、最早ここまでくると私自身どうすればいいのか分からないし、精神的にも疲れ果ててきてしまいました。

今後これ以上悪くならない事を心の底から祈ってこの記事を終わりにします。。。